【高級車や高級時計は無駄?】経費とは別のクリエイターにとっての「価値」

クリエイターのお金の話
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「この買い物って無駄じゃないかな?」

「自分に高級品なんて、身の丈に合ってないかも…」

「経費にできないなら、もったいない」

フリーランスとして活動していると収入の変動も激しく、

高額なモノとの距離感に悩む場面が出てきますよね。

 

この記事では、そんな「高級車や高級時計って無駄?」というテーマについて、

クリエイターさん向けに「経費以外の価値」も含めて整理していきます!

 

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まずは「経費になる?」について

まず前提として、高級車は「移動手段」として明確に仕事につながる可能性があるため、

経費になるかどうかは、「金額の高さ」ではなく、「売上に結び付く支出かどうか」で判断されます。

 

たとえば👇

  • 車を仕事での移動手段として日常的に使っている(打ち合わせ・現場・ロケなど)
  • 取引先や職種との関係もあり、ブランディングも兼ねて高級車を使う合理性がある
  • 高級車とは別に、プライベート専用の車を所有しプライベートではそっちを利用

こうした使い方がある場合、高級車でも実態に応じて全額または一部を経費にできる可能性があります。

過去の判例では、フェラーリが経費として認められた事例も。

 

一方で、そもそもスマートウォッチでもない腕時計は誰でも生活で使うものであり、

「売上を上げるために必要なもの」と認められにくい性質があります。

 

高級腕時計であればなおさら、趣味としての要素を強く疑われるので、

高級車以上に「高額な時計を身に着ける必要があるのか」という点を、客観的に証明するのが難しい…。

衣装代として認められる可能性が0とは言いませんが、経費にしないのが無難でしょう。

 

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「経費になるか」とは別の価値

でも、この記事で考えたいのはそこではありません。

「経費になる・ならない」で測れない、「自分にとっての価値」の話!

 

つまり、「これは経費にできないから意味がない」ということではなく、

「経費にならなくても、これを持つ意味があるか?」という視点です。

 

たとえば、お気に入りのフィギュア・ホビーや観葉植物は、

経費にできなくても気持ちを整えてくれることがありますよね。

 

それと同じで、高級品も「数字にしづらいけど、気持ちに作用する」存在として、意味を持つことがある。

だからこそ、経費かどうか」と「自分にとって価値があるかどうか」は、別軸で考えるべきです。

 

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高級品は「外向きの自信」を支える道具になることも

たとえば、こんな感覚に心当たりはありませんか?

  • 良い服を着ている日は、姿勢がピンとする
  • お気に入りの靴を履くと、外に出たくなる
  • 身につけているもので「自分を整えている」感覚がある

 

こういった変化って、他人から見れば小さな違いかもしれません。

でも、自分の内側ではちゃんと「モードの切り替え」が起きています。

 

高級時計や高級車も、「虚勢を張るため」だけじゃなく、

「自分を仕事モードに切り替えるスイッチ」として機能することがあるんです。

  • 時計をつけた瞬間、「よし、今日もやるか」と思える
  • 車に乗り込んだとき、「自分はここまで来た」と実感できる

それは、自己満足でも見栄でもなく、「自分を律するためのアイテム」ということ。

 

とくにクリエイター業は、セルフマネジメントとモチベーションの管理が成果に直結する仕事。

誰かが指示を出してくれるわけでも、毎日評価してくれるわけでもありません。

だからこそ、「よし、今日はちゃんとした自分でいたい」と思える環境や道具は、とても大事なんです。

 

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持つこと自体が「基準」や「目線」を引き上げてくれる

高級品に触れると、ふだんスルーしてしまいがちな細部に自然と目がいくこと、ありませんか?

「このレベルの質感って、どうやって作られてるんだろう?」

「手に持ったときの重さに、意図がある気がする」

「この雰囲気は、機能だけじゃ出せないな」

そんなふうに、プロの職人が込めた、目に見えないこだわりに気づける瞬間

 

たとえば👇

  • 時計のデザインの精巧さ・質感を見て、イラストの細部にも意識を強く向けるようになった
  • 車のボディラインや塗装から、イラストや3DCGで「立体の空気感」を意識しはじめた
  • ロゴの配置や文字の太さから、サムネイルやUIデザインの感覚が研ぎ澄まされた

こうした変化は、単なる「いいモノを買った気分」ではなく、

クリエイターとしての「見る目、感性のチューニング」そのもの。

 

つまり、インプットなんです。

しかも、ただ画像やレビューを見るのと違って、「実際に持って触れてみる」ことで得られる情報量は段違い。

 

細部へのこだわり、素材の選び方、全体のバランス感。

そういった「目に見えにくい質」を肌感覚で覚えると、つくるときの基準がじわっと底上げされていきます。

 

目線が変わると、つくるものも変わる。

だからこそ、持つこと自体が「創作の引き出し」や「アウトプットの精度」に直結してくることも、

あるんではないでしょうか。

 

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それでも「無駄かも」と思う気持ちも、ちゃんと大切に

ここまで「高級品にも意味があるよ」とお伝えしてきましたが、

だからといって「買ったほうがいい!」と背中を押したいわけではありません。

 

むしろ、「ほんとうに必要なのかな?」「自分にはまだ早いかも」

そんなふうに慎重に考えているその気持ちこそ、自分のお金を、自分の感性を、大切にしている証拠。

 

たとえば、

  • 本当にそのモノが、自分のテンションを上げてくれるか?
  • ただ周りの影響や空気感に流されていないか?
  • 買ったあと、どんな気持ちでそれと向き合っていけそうか?

こういったことを一つひとつ、自分のなかで考えてみることが、とても大切。

 

そして、たとえ勇気を出して買った結果、

「あれ、自分にはまだしっくりこないな」「意外とテンション上がらなかったな」

そんなふうに感じたとしても、それも立派な学びなんです。

 

大事なのは、買ったか・買わなかったかじゃなくて、

自分の「価値観の軸」が、少しずつ育っていくこと。

 

「あのとき迷ったけど、自分なりにちゃんと考えて選んだ」

そう思えるプロセスそのものが、これからの自分の選択を、もっと自分にあったものにしてくれると思います。

 

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Q&A:高級車、高級時計に関するあるあるなお悩み

Q. 高級車を移動用に使ってますが、全額経費にできますか?

A. 業務で使用している割合に応じて「家事按分」が必要になるケースが多いです!

使用用途の記録を残しておくと安心!

 

Q. 高額な買い物で失敗しないコツってありますか?

A. 「買ったあと、どう自分に影響を与えるか?」をイメージするのが大切!

誰かの評価より、自分軸で選ぶことがポイントです!

 

まとめ │ 高級品は「気合い」や「基準」を支えてくれることもある

  • 高級品は「経費にできるかどうか」だけでは測れない価値もある
  • 自分の基準や視野が広がるなら、それは十分「意味ある買い物」
  • モチベや姿勢を整える「自己投資」として持つのもあり

高いし、維持するのも大変だし、無理に買うものじゃありません。

だけど「気持ちが上がるモノ」に素直になる選択も、悪くないと思うんです。

 

\ 「無駄かも…」と思ったときこそ /

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