こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「NISAで投資をはじめたけど、少しでも値下がりを見ると怖くなる…」
「調子がいいときに投資したお金を回収したほうがいいかも…」
「やっぱり、投資はやめて現金で持っておいたほうが安心できる気がする…」
そんな気持ちを持っているクリエイターさん、少なくないと思います!
でもじつはこれ、誰にでも起こる自然な心理で、
投資の経験値とは関係なく訪れる「心の揺れ」なんです。
そこでこの記事では、投資をやめたくなるときの心理と上手な付き合い方について、
クリエイターさん向けにわかりやすく整理していきます!
なぜ投資をやめたくなるのか?3つの心理
そもそも、「なぜ投資をやめたくなるのか」という点については、
ザックリ分けて3つの心理が影響してます👇
① 損失が「自分の失敗」に感じる
投資がマイナスになると「自分の判断が間違っていた」と感じてしまう人が多いです。
でも実際は、短期的な値動きは誰にも読めないもの。投資のプロでも負けることは珍しくありません。
とくに投資信託などのインデックス投資をしている場合は、
市場の波で一時的に下がっているだけと捉えることが大切です。
最初の数か月はマイナスになることも多いですが、それはあくまで超短期的な視点の話。
経済成長を踏まえれば、長期的に成長カーブに乗れる可能性は少なくありません。
② 目先の不安に引っ張られる
「今マイナスだからやめないともっと損するかも」と考えてしまうのは、人間の本能。
とくに収入の変動が激しいクリエイターさんや、ギャンブルをしない人ほどこの心理に陥りがちです。
でも、長期的な視点で考えると、下落相場のときは株や投資信託をいつもより多く購入できるチャンス!
周りの雰囲気に流されずに、「今耐えたら、あとで大きな成果を取れる」と考えるようにしましょう。
③ 周りと比べて焦ってしまう
「あの人、暗号資産で億り人になったらしい」「あの人は3年で数千万円稼いだって言ってる」
そんな情報を見て焦りが出ることもありますよね。わたしだって何度もあります。
でも、大きなリターンを得られた人は一握りで、その裏には大きな失敗をした人が大勢います。
また、圧倒的な成果を得るためにはその分だけ大きなリスクを背負う必要があるということ。
投資で大きなリスクを取るような選択をしてしまうと、
心理的な余裕がなくなり、自分の本業やプライベートに大きな影響を与える可能性もあります。
だからこそ目的や生活リズムに合った投資スタイルを見失わず、
静かにコツコツ続けることで、リスクを低くしつつ長期的に大きなリターンを目指しましょう!
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投資をやめたくなったときに考えてみてほしいこと
経済的・心理的な理由で投資をやめたくなることは誰だってあります。
でも、投資はできるかぎり長期的に続けることでその効果を大きく発揮してくれるもの。
もちろん続けることだけが正義ではないですが、
もし「投資やめようかな…」と思ったときは、こんなことを考えてから検討してみてください👇
投資の目的を思い出す
- 将来の生活資金を作るため
- 老後に備えるため
- 数年後に自由な働き方を選ぶため
始めたときの目的を思い返すと、目先のマイナスに振り回されにくくなります。
不安になったときにいつでも見れるように、
紙に書き出して机の前に貼っておく、スマホのメモに残しておくなど「見える化」するのも効果的!
短期間の勝負は捨てる
新NISAが始まったばかりの2024年は、夏に大きな暴落がありました。
でも、そこで慌てずに保有・投資を継続した人たちは順調に資産を増やしています。
こんな感じで、たまたま今マイナスだったとしても、10年・20年単位ならプラスに転じるケースが多く、
勝てる確率を少しでもあげるために、短期間の勝負は捨てるのがおすすめ!
「暴落する前に売っといて良かったー!」という投稿をしている人を見たときも、
「あとあと一気に勝てるし、別にいいや」と軽く受け流しましょう。
生活に無理のない金額にする
現実的な問題として、生活を圧迫するほど投資にお金を回していると、
相場が下落したときでも心理的な余裕を保つなんて、できるわけがありませんよね…。
投資額が大きければ、その分お金の増える幅が大きくなりやすいのは間違いありませんが、
それよりも大事なのは、複利の力を最大限活用するために、少額でも長く投資を続けることです。
もし、「この金額で毎月続けるのは無理だ…」となった場合には、
「毎月1〜2万円」など、無理なく続けられる金額に設定してみることを検討しましょう。
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Q&A:投資に関するあるあるなお悩み
Q. それでも投資をやめたくなったら、どうすればいい?
A. もちろん、そういう場合は一度スパッとやめてしまうのも一つの手です!
でも、将来の資産形成目的ではじめたのであれば、
一時的に追加の投資をやめたり、最低額に設定してもいいので、
長期目線での投資を続けてみることをおすすめします。
Q. どうしてもお金が足りなくなったときは?
A. 迷わず取り崩しましょう。目の前の生活が何よりも大事です!
もしそういったリスクにあらかじめ備えておきたい場合は、
毎月の収入が入るタイミングで、投資用のお金・生活防衛資金・固定費の支払用といった用途別に、
お金を最初から割り振っておくと貯金も貯まりやすいですよ。
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まとめ │ 投資をやめたくなっても、うまく付き合う方法もある
- 投資をやめたくなるのは自然な心理。焦りや不安は誰にでもある
- 目的を思い出し、長期目線&無理のない額で続けることが大切
- やめるより「調整」や「一時休止」で柔軟に対応するのがおすすめ