【リカバリーウェアは経費になる?】クリエイターが健康系アイテムを買うときの税務処理

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「仕事で長時間座りっぱなしだから、疲労回復グッズが欠かせない…」

「最近リカバリーウェアを買ったけど、これって経費にしても大丈夫かな?」

そんなお悩み、ありませんか?

 

この記事では、リカバリーウェアを経費にできるケースとNGなケースを、

クリエイターさん向けにわかりやすくまとめていきます!

 

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リカバリーウェアとは?

リカバリーウェアとは、着ることで疲労回復をサポートする衣類のこと!

たとえばこんなアイテム👇

  • 遠赤外線素材を使ったパジャマやスウェット
  • 特殊繊維によって血行促進効果のあるインナー
  • 大学の研究室やアスリート監修のリラックスウェア

 

1万円以上するものが多く、なかなか手を出しづらいですけど、

フリーランスのクリエイターさんにとっては、自分の体こそ資本!

疲労回復という点を考えたら、自己投資として購入している人もいるかと思います。

 

ただ、税務的な観点で見てみると、「リカバリー=健康目的」と捉えられるため、

他の健康グッズと同様に、基本的には経費にできない可能性が高いと考えた方が無難です…!

 

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経費にできるケースとは?

でも、以下のような条件を満たすと、

リカバリーウェアでも、経費として認められる可能性があります👇

  • YouTubeやSNSなどでレビューや紹介をしている
  • 複数の疲労回復アイテムを比較して、記事や動画に活用している
  • インタビューやポートレート撮影で使う衣装として使用(按分も検討)

 

たとえば、「リカバリーウェアの使い心地、その効果、他の製品との比較」といった内容で、

YouTubeの動画だったり、ブログのレビュー記事で発信し、収益が発生している場合は、

売上につながる支出として業務との関連性が認められやすくなります!

 

また、ジャケットやシューズ、Tシャツなどのリカバリーウェアもあるため、

業務用の衣装としても使用している場合には、家事按分(かじあんぶん)により、

買った金額の一部を経費にする余地はあると考えます!

 

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経費にならないケースとは?

逆に、以下のような使い方だと仕事としての出費ではなく、

個人の健康増進目的として扱われ、経費にしにくくなります👇

  • 完全にプライベートでしか着ない
  • SNSにアップはしたものの、売上との結びつきはない
  • 疲労回復目的で使っているだけ

 

たとえば、夜のリラックス目的で着るためだけに購入した場合や、

「なんとなく体が楽になる気がするから」と私用で使っている場合などは、

生活費と見なされ、税務調査では経費として認められない可能性が高いです。

 

「疲労を回復することで仕事のパフォーマンスがアップするから、売上が増加するじゃん」

って言いたい気持ちはすごくよくわかります。

 

でも、疲労回復って個人事業主として仕事をしてるかどうか問わず、

「誰にとっても共通する、健康維持の出費」なので、

「業務に必要な経費」とはちょっと考え方が違うんですよね。

 

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ポイントは「仕事としての購入目的」を明確化すること!

リカバリーウェアのような健康グッズは、

レビュー目的や、業務用衣装など、「仕事としての購入目的」をしっかり説明できることが大切!

 

たとえば、こんな感じ👇

  • 作業用チェアやガジェットなどとあわせてレビューする
  • 疲労回復の検証をコンテンツ化する
  • 実際にお仕事で「衣装」として使った証拠を残す(宣材写真や登壇、対談動画など)

「単なる私物ではないですよ」という根拠を持っておくと安心です!

 

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Q&A:リカバリーウェアに関するあるあるなお悩み

Q. 高級リカバリーウェアも経費にできる?

A. 価格帯に関係なく「業務に必要な支出」としての実態があれば、経費化の余地があります!

ただし、あまりにも高額な場合は「常識的な範囲かどうか」も見られるので注意!

 

Q. プレゼントとして渡したときは経費になる?

A. 過去に何度もお仕事の依頼を受けている取引先の社長などに、

お礼の品として贈答するような場合であれば、「交際費」として経費になる可能性があります!

贈る理由や、贈答品として常識的な金額の範囲か、といった根拠はきちんと説明できるようにしましょう!

 

まとめ │ リカバリーウェアも「使い方次第」で経費にできる!

  • 健康系アイテムは、業務との関連が重要なポイント
  • コンテンツで紹介するなど「発信」との結びつけがカギ
  • 仕事との関係性をメモや記録に残すと安心

金額が大きいお買い物は、つい経費に入れたくなっちゃいますが、きちんと線引きをしましょうね!

 

\「これ経費にできる?」と迷ったら…/

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