こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
節税って、とっても大事なことですよね。
せっかくお仕事して稼いだお金ですから、できれば税金は少なくしたいってみなさん思います。
でも、節税に意識が向きすぎるとこんなお悩みを抱えることも…。
- 「経費にできるからって思って買ったけど、ワクワクしなかった…」
- 「税金を抑えることばかり考えて、作品づくりが楽しめなくなってきた」
- 「無駄遣いと自己投資の境界がわからなくなった」
そこで、この記事では、そんな節税の落とし穴と、気持ちよくお金を使っていくためのヒントを
クリエイターさん向けにやさしく整理していきます!
節税を意識しすぎると、クリエイターさんに何が起きる?
節税をするためにもっともわかりやすい方法は、
経費になるお金の使い方をし続けること。
だからこそ、限られたお金のなかで経費を増やすために、
「経費にならないことにはお金を使わない」と考えてしまう人、意外と多いんです。
それが間違っているわけではありません。
ただ、税金は減らせても「創作の楽しさ」や「自己投資のモチベーション」まで減ってしまうなら、
ちょっと要注意。
たとえば、
- 推しのグッズや作品鑑賞を「どうせ経費にならないし」と我慢する
- 新しい知識のインプットや機材投資で、「今の事業と関係ないと経費にならないかも」と奥手になる
- そこまで前向きになれないオンライン講座に「経費になるから」と申し込む
こういうこと、ありませんか?
「やってみたい」「使ってみたい」と思ったことも、「経費になるかどうか」だけで判断してしまう。
それって、自分の感情に蓋をしてる感覚がありますよね。
これって実は、節税を「目的」にしてしまったときに起きる落とし穴なんです。
お金をコントロールしてるつもりが、いつの間にかお金に自分が縛られてる…。
そんな状態が続くと、創作の源泉である自分の感覚・インスピレーションまで、
そぎ落とされてしまいます。
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経費を増やして節税するとお金がなくなる
クリエイターさんに覚えておいてほしいのが、
節税を意図してお金を使い続けると、心がすり減るだけじゃなくお金がなくなるということ!
たとえば、「経費を増やして節税しよう!」と思い、
いろいろ買い込んで100万円を使ったとします。
すると、所得が100万円減るので、
税率が10%だとすると10万円の節税になりますよね。
でも、お金は100万円減ってるので、節税効果が10万円あったとしても、
100万円の出費 − 10万円の節税=90万円のマイナス
ということになるんです。
税金の負担を減らすためにお金を使ったのに、
手元のお金までダメージを受けたら本末転倒ですよね…!
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結果的に節税につながるのが理想
じゃあどうすればいいかというと、
こんな判断軸でお金の使い方を考えてみるのがおすすめ!
- 「自分がワクワクするか?」で判断する
- 「ファンやお客様に何かを届けられるか?」を考える
- 「未来の作品に活かせそうか?」を見てみる
ちょっと具体的にすると👇
- 使いたいガジェットを買った → モチベーションと作業効率アップ → 自然と売上アップ
- 好きなアニメを観た → 発想が広がる → 制作に活かせる
- 憧れの作家の展示を観に行った → 表現の幅が広がる
なんだか、このお金の使い方を見るだけでも気持ちがアガりませんか?
つまり、「経費になるか」を条件にお金を使うんじゃなく、
創作や成長に必要な支出が、結果として経費になって節税になるのが理想です。
もちろん、予算を立ててお金を使うのは大事ですが、
- 本当に自分にとって大切なこと
- それが仕事につながる可能性
この2つを意識していれば、「経費になるか?」にとらわれすぎず、
気持ちよく自己投資ができるようになると思います。
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Q&A:節税に関するあるあるなお悩み
Q. 節税ってしないと損なんじゃない?
A. 税金計算だけなら「損」に見えますが、お金・気持ちが消耗する節税は避けた方が「得」です!
楽しさを削ったり、無理にお金を使ってまで節税する必要はありません。
Q. 経費にならないことにお金を使うのってダメ?
A. 全然ダメじゃないです!
「自分を満たす」「視野を広げる」ことにお金を使うのも大切なこと。
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まとめ │ 節税しすぎると楽しさ・手元のお金まで削ってしまう
- 節税の気持ちが強すぎると、創作意欲がすり減る可能性も
- 経費を増やすと、節税額以上にお金が減る
- 創作や成長に必要な支出が、結果として経費になって節税になるのが理想
お金の使い方に迷ったときは、自分の判断軸をもとに判断してみましょう!
\ 節税と創作のバランス、迷ったら /
経費にできないからといって、無駄遣いなわけじゃありません。
お金のバランスに困ったら、クリエイター特化の税理士がやさしくサポートします!