こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「やることが多すぎて、何から手をつければいいのか分からない…」
「気づいたら1日が終わっていて、結局どれも進んでない…」
こんな経験、ありませんか?
とくにクリエイターさんは制作のほかに、SNSでの発信・営業など、
純粋な創作活動のほかにも、やることが山積みになりやすいですよね。
そんな日こそ有効なのが、「やることをひとつだけを決める」というシンプルな方法です!
やることが多いと「脳」がフリーズする
人間の脳は、選択肢が多すぎると逆に動けなくなり、
これは心理学において「選択のパラドックス」と呼ばれる現象です。
とくに、ひとりで活動しているクリエイターさんは、制作・発信・事務処理・SNS更新など、
仕事の種類がバラバラに混ざりやすいですよね。
そんなふうにジャンルも作業量も全然違うタスクが10個以上並んでいると、
頭の中でこんな声が飛び交います👇
- どれからやれば効率的?
- 1個終わってもまだ9個以上ある…
- やってもやっても終わらない…
- 優先順位を考えているうちに疲れてきた…
こうなってしまうと「考えること」自体がストレスになり、
結果的に何も手を付けられない精神状態に陥ってしまうんです。
さらに厄介なのは、やらなかった自分を責めてしまい、自己肯定感まで下がること。
「自分はダメだ…」と落ち込むと、翌日の行動にもブレーキがかかってしまいます。
だからこそ「今日はこれだけやる」とひとつに絞ることが大切。
選択肢を減らすだけで、脳がフリーズせずにスッと動き出せるようになります。
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「ひとつだけ」やることで心理的に前向きになる
タスクをひとつに絞ると、心理的にすごくラクになります。
「これだけやれば今日は合格」と思えるだけで、心の重荷がふっと軽くなるんです。
- 達成感が得られる
- 「できた自分」を認めやすい
- 気持ちが前向きになり、次の行動にもつながる
- 他の作業にも「ついでに手をつけてみよう」という勢いが生まれる
この状態になると、「もう少しやろうかな」と前向きな気持ちで次のタスクに向かえることも。
また、もし1つのタスクでその日が終わっても、
最低限やるべきことは達成できているので、自己肯定感も下がりにくいです。
1つのタスクの具体例としては、
- 今日は「企画書の骨子を作る」だけやる
- 今日は「イラスト1枚の線画」だけ進める
- 今日は「動画のオープニング部分」だけ仕上げる
- 今日は「メール1通」だけ返す
このように、実際の作業時間が30分程度で終わるものあっても、まず「ひとつだけ」やるようにしましょう。
終わったあとに時間とやる気が残っていたら、また「ひとつだけ」タスクを決めて取り掛かる。
その繰り返しで作業を進めていくと、気持ちも切り替えやすく、集中力も保ちやすいですよ!
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「全部やらなきゃ」と思ってしまうときの工夫
それでも「全部やらないと間に合わない…」と不安になることもありますよね。
とくにクリエイターさんは締め切りや発信予定が重なりがちで、
1つずつ終わらせようと思っても、頭の中で「あれもこれも」とリストがぐるぐるしてしまいます。
そんなときにおすすめなのが、こんな方法👇
- 時間で区切る:今日は30分だけここに集中、と決める。
- 優先順位をつける:締め切りが近いもの、影響が大きいものだけ手をつける。
- 逆に最小タスクを選ぶ:「メール1通返信」「下書きタイトルだけ考える」など超小さく。
- 書き出して見える化する:紙に出すと「意外と3つくらいが重要」と気づけます。
つまり、「全部終わらせる」ではなく、
「まずはこれを終わらせたらOK」と自分で見える化することが、次に進む原動力になります。
その結果として完了が積みあがっていくことで、
「あれもやらなきゃ」という焦りから少しずつ解放され、落ち着いてタスクを処理しやすくなるはず!
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タスクを「ひとつだけ」にする練習法
タスクを「ひとつだけ」と言うのは簡単でも、
最初から完璧に優先順位を決めるのは難しいので、練習感覚で取り入れてみるのがコツです。
たとえば、
- 朝起きたら、付箋に「今日やること1つ」だけ書く
- 机の横に貼っておき、終わったら捨てる
- 忙しくないときは「2つまでOK」にしてもいい
紙に書き出すことで「これだけやればいい」と視覚的に整理されるので、
頭の中のモヤモヤがスッキリします。
こうすることで、タスク選びの感覚が育ってきて、
少しずつ「決める→やる→終わらせる」の流れが自然になっていきます。
売上が伸びてきて、同時並行のタスクが増えると間違いなくタスク管理能力は必要になるので、
今のうちから少しずつ取り入れていきましょう!
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Q&A:タスク管理に関するあるあるなお悩み
Q. ひとつだけにすると他の仕事が遅れませんか?
A. むしろ逆で、ひとつ終わらせると次に取りかかりやすくなり、全体的に進みが早くなります!
マルチタスクができてるように見える人も、じつは1つ1つを高速で処理しているだけなんです。
Q. 締め切りが違い案件が複数あるときはどうすれば?
A. その場合も、近い締め切りや影響の大きいものから「まずひとつ」を選ぶのがおすすめです!
同時並行で処理しようとして、どれも中途半端になるのが一番取返しがつきません。
Q. やることを選ぶのが難しいときは?
A. 「今やらないと困ること」「やったら気分が軽くなること」を基準に選ぶと判断しやすいです!
「やったほうがいいこと」でも、締め切りがまだまだ先のタスクは先送りしてOK!
まとめ │ 「ひとつだけ」で脳のフリーズを解消しよう
- やろうとすることが多過ぎると、脳がフリーズして何も進まなくなる
- 「ひとつだけ」を決めると心理的にラクになり、行動が進みやすい
- 小さな達成・完了の積み重ねが、結果的に大きな前進につながる