こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「2.5次元舞台のチケット、創作の参考になるし…経費にしてもいいよね?」
「でも、推し活って言われたら否定できない…」
こんな風に、仕事と趣味の境界線があいまいになること、ありませんか?
この記事では、2.5次元ミュージカルのチケット代が経費になるケース・ならないケースについて、
クリエイターさん向けにわかりやすくお話していきます!
まず確認!経費になるかどうかの基本ルール
税務上、経費になるかどうかのポイントは、
その支出が、売上を得るために必要あるかどうかです!
たとえば、こんな支出👇
- 動画制作のネタ探しとして観に行って、実際に動画に反映した
- 演出を参考に、舞台系マンガを描いている
- 観劇レポを書いて、広告収益を得ている
こういった明確な「仕事目的」がある場合、
チケット代も「必要経費」として認められる可能性が高いです!
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こんなクリエイターさんなら経費OKの可能性大
具体的には、こういうクリエイターさんは、
舞台観劇が「仕事の一環」と見なされやすいです👇
- 舞台俳優・声優・表現系パフォーマー
- 演出家・舞台脚本家・照明技術者
- 考察系ブロガー・YouTuber・ポッドキャスター
- 観劇レポやレビューで収益を得ている人
- マンガ・イラスト制作で舞台描写を取り入れている人
- 舞台イベントの楽曲制作をしている人
たとえば、舞台に出演している俳優さんが、
他の演者の演技や演出を研究する目的で観に行くのは、ごく自然なこと!
同じように、マンガ家さんやイラストレーターさんが、
「舞台のシーンを描くうえで実際の照明や動きを観察したい」
という目的で観劇するのも、「お仕事に直結するインプット」になりますよね。
さらに、SNSやブログで観劇レポートを書いて実際に広告収益を得ている場合や、
そのレビューが仕事獲得のポートフォリオになっているなら、
「売上を上げるために必要な支出」と言えるので、経費になる可能性が高いと考えます!
つまり、観に行った内容を「見える形で創作や発信に落とし込んで、売上を上げている」なら、
経費として認められるための客観的な証拠を残しやすいです。
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逆に経費にしにくいケースは?
一方で、以下のようなパターンは「ただの娯楽」と見なされやすいです👇
- 自身の作品ジャンルや表現スタイルと無関係の舞台を見ている
- 観劇理由が「気分転換」や「推しに会いたい」だけ
- 舞台に関する感想やアウトプットをSNS・ブログなどで発信していない
たとえば、普段はペットをテーマにした漫画を描いているけれど、
全く関連のないスポーツものの2.5次元ミュージカルを「単純に観たかったから」観に行った。
しかもそのことを仕事にも活かさず、研究材料としてのレポートもなく、
収益を生むような発信はしていない…
こんな場合は、仕事との結びつきが弱いと判断されやすいです。
もちろん、気分転換のためにお金を使うのはとっても大切なこと。
「気分転換=悪い出費」では決してありません。
でも、税務上は「その支出がどれだけ事業に必要だったか?」を説明できることが求められます!
つまり、
- 仕事の一部として観た(インプットの位置づけ)
- その内容をアウトプットした(レビューや創作に活用)
といった「仕事とのつながり」があるかが、経費にできるかどうかのカギなんです。
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じゃあ、どう証明すればいい?
経費として認めてもらうには、領収証や支払履歴が残っているだけでなく、
「事業との関係」を形に残すことがコツです!
たとえば👇
- 舞台の感想、考察、研究内容をブログ・SNSに投稿する
- 観劇日や目的をメモしておく
- 実際にどんな仕事に使ったか(例:構図の参考、雰囲気の描写、楽曲制作)をメモ
こういった「見える形でのアウトプット」があると、
あとから「これは仕事のための支出でした」と説明しやすくなります!
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Q&A:参考資料に関するあるあるなお悩み
Q. 自腹で買ったBlu-rayやグッズも経費にできる?
A. 作品の研究用・資料用という実態があれば、経費になる余地はあります!
ただし、観賞用・趣味の延長に見えるとグレーになるので、使い方と目的を明確にするのが大事!
Q. レシートやチケットが電子だった場合はどうすればいい?
A. スクショやPDFで保存しておきましょう!
可能なら、その公演のURLやSNS投稿とセットで残しておくと安心です!
Q. 交通費やグッズ代も経費になる?
A. 観劇に直接必要だった交通費はOKの可能性が高いです!
グッズ代はかなり微妙ですが、「資料用」「撮影用」「背景素材として活用」などの実態があるならOK!
まとめ │ 経費になるかは「目的」、「実態」、「証拠」がカギ!
- 2.5次元ミュージカルでも、仕事目的なら経費になる余地あり
- 記録や発信があると、経費の根拠を示しやすい
- 仕事に使っている実態があるなら、経費にしてOK
経費を増やしたいときでも、きちんとその実態をもとに判断するようにしましょう!
\ 推し活と経費のボーダーライン、あいまいなときは /
「チケット代は経費にできる?」「どこまで主張できる?」
そんなお悩みも、クリエイター特化の税理士がやさしくサポートします!