こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「せっかく来た仕事、断ったらダメかな…?」
「仕事を選り好みできる立場じゃないけど、気が進まない…」
そんなお悩みを持つクリエイターさん、正直多いんじゃないでしょうか。
結論から言うと、「合わない」と感じる案件は、勇気を持って断ってOKです。
この記事では、自分に合わない案件を断ることのメリットや判断基準を、
クリエイターさん向けにやさしく整理していきます!
なぜ「合わない案件は断ってもOK」なのか?
まず知っておきたいのは、
すべての案件を受ける必要はないということ。
独立間もないクリエイターさんは、
「仕事を断ったら次が来ないかも」という不安を抱きがちですが、
実際には合わない案件を続けることってかなりデメリットが大きいんです。
具体的にはこんな感じ👇
- ストレスでパフォーマンスが落ちたり体調が悪くなる
- 時間を奪われて、本当にやりたい仕事に取り組めない
- お仕事そのものが嫌になる
なかには「多少しんどくても仕事は仕事だから」と割り切れる人もいますが、
ほとんどの人にとっては、得られるリターン以上にダメージが大きくなりやすいです。
一方で、思い切って断ると、こんなプラスがあります👇
- 自分に合った案件を選ぶ余裕ができる
- 時間とエネルギーを良質な仕事に注げる
- 作品の価値を理解してくれるお客様と繋がる可能性が増える
断ることはチャンスを失うことではなく、自分に合ったチャンスを選び取ること。
長期的に見れば、案件を断ることはむしろキャリアの質を高めるための大切な選択といえます。
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断っていい案件の具体例
とはいえ、どういう案件であれば断るべきか、
目安がないと判断がつかないことも多いですよね。
ざっくりとした基準ではありますが、具体的な目安はこういったところ👇
単価が極端に低い案件
作業時間やスキルに対して明らかに割に合わないもの。
「経験のため」と割り切るケースもありますが、
続けていると低単価が当たり前になり、疲弊してしまうことが多いです。
スケジュールが無理な案件
納期がタイトで、生活や他の案件を圧迫するもの。
一度頑張って対応できても、体調を崩したり、別の仕事に遅れが出ると結果的に信頼を落としかねません。
相性が悪いクライアント
やり取りで不信感やストレスが強い相手。
価格や納期の条件が良くても、無理な修正依頼や不誠実な対応が続くと精神的な負担が大きくなります。
やりたくない内容
苦手・不快で、モチベーションが湧かない仕事。
お金のために無理して受けても、作業の質やスピードが落ち、満足のいく成果物を出しにくくなります。
もちろん、長期的な視点で見たとき、「一時的には受けたほうがいい」こともありますし、
逆に、ここに書いてないような理由であっても、受けないほうがいい案件もあります。
どちらにせよ、自分のなかで「こういう案件は受けない」という基準を明確に持って、
自分の心と時間、そして他のお客様からの信頼を守れるようにしましょう!
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断るときのポイント
もちろん断り方にも工夫が必要です。
ポイントは、感情的にならず、シンプルに伝えること。
断る=関係を切る、ということではなく、
あくまで「今回は難しい」という意思表示にすぎません。
例:
「今回はスケジュールの都合で難しいです」
「今回の内容は私の専門外のため、対応できません」
「別の案件に集中しているため、今回はお引き受けできません」
「ご提示いただいた条件では十分なクオリティをお約束できないため、今回は見送らせていただきます」
ここで大切なのは、相手を否定せず、自分の事情として伝えること。
「あなたの依頼が悪いから」ではなく、
「今の自分には対応できない」というニュアンスで伝えれば、角が立ちません。
さらに、こんなフォローもできればベター👇
- 代替案を添える
「この分野が得意な知人をご紹介できます」など、相手に選択肢を残す。 - 感謝をひとこと添える
「お声がけいただきありがとうございます」と入れるだけで印象が変わります。 - 早めに伝える
長考したうえで断るより余裕を持って断ったほうが、相手の信頼を失いにくいです。
誠実に断れば、次のチャンスにつながることもあるので、
あとあと業界内での評判に響くことがないように、丁寧に対応するようにしましょうね!
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Q&A:案件のお断りに関するあるあるなお悩み
Q. 単価交渉で折り合わなかった場合も断っていい?
A. はい、問題ありません!
むしろ合理的な理由もなく低単価で引き受けると、当初の価格設定に不信感を持たれる可能性があります。
Q. 断ると収入が減るのが怖い…
A. その気持ち、すごくよくわかります!
生活資金のストックがないと、単価の低い案件でも受けざるを得なくなりますよね。
そのため、日頃から報酬の一部を貯金に回したり、
開業初期は融資を受けることで、心理的な余裕を保てるようにしましょう。
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まとめ │ 合わない案件は、自分を守るために断ってOK
- 無理な案件はパフォーマンス低下を招いたり、仕事そのものが嫌になる可能性も
- 自分のなかで「こういう案件は受けない」という基準をつくっておく
- 誠実に理由を伝えれば、次の仕事につながることも多い